地方のマッチングアプリでも、通報方法は基本的に都市部と変わりません。多くのアプリでは、相手のプロフィールやメッセージ画面にある「通報」「違反報告」などから運営へ連絡しますが、ボタンの名前や場所はアプリによって異なります。
身の危険を感じる脅迫やつきまとい、詐欺の疑いがある場合は、アプリへの通報だけで終わらせず、証拠を保存したうえで警察や消費生活センターへの相談も検討してください。
地方のマッチングアプリで通報する基本的な方法
まずは、相手とのやり取りを開き、プロフィールまたはメッセージ画面から通報します。一般的な手順は次のとおりです。
- マッチングアプリを開き、通報したい相手のプロフィールまたはメッセージ画面を表示する。
- 画面上の「…」「設定」「その他」などのメニューをタップする。
- 「通報」「違反報告」「問題を報告」などの項目を選ぶ。
- 通報理由を選択し、必要なら具体的な状況を入力する。
- 送信前に内容を確認し、通報を完了する。
「通報」という表示が見当たらない場合は、プロフィール画面のメニュー、メッセージ画面のメニュー、アプリ内の「ヘルプ」「お問い合わせ」の順に確認します。正確な画面や通報理由の選択肢は、利用するアプリによって異なります。
通報前に保存しておくもの
通報前に、相手とのやり取りやプロフィールの内容を保存しておくと、運営が状況を確認しやすくなります。
- 相手のプロフィール画面
- 不適切なメッセージや要求のスクリーンショット
- 相手の表示名、ユーザーID、プロフィールURLなど
- やり取りをした日時
- 金銭の振込先、送金を求められた画面、外部サイトのURL
- 実際に会った場合の日時、場所、相手の説明
スクリーンショットを撮るときは、メッセージの一部だけでなく、相手の名前や日時が分かる範囲も含めて保存します。通報後に相手をブロックすると、プロフィールやメッセージを確認できなくなるアプリもあるため、必要な情報を保存してから操作すると安心です。
通報理由は具体的に書く
通報理由には、「怪しい」だけでなく、いつ、何をされたのかを具体的に書きます。たとえば、次のような内容です。
- マッチング直後に、別のSNSや投資サイトへの登録を求められた
- 会ったことのない相手から、金銭の貸し借りを求められた
- 断った後も、複数のアカウントから連絡が続いている
- 個人情報や写真を送るよう、繰り返し要求された
- 性的な画像や不快なメッセージを送られた
- 脅迫、暴言、つきまといにあたるような連絡があった
- プロフィールの内容と実際の説明が大きく異なっていた
事実と推測を分けて、「3月10日に投資サイトのURLを送られ、入金を求められた」のように記載すると、運営に状況が伝わりやすくなります。相手が犯罪者だと断定するのではなく、確認できた行動を説明しましょう。
通報後はブロックして連絡を止める
今後の連絡が不要な場合は、通報後に相手をブロックします。ブロックの場所は、相手のプロフィールやメッセージ画面にある「ブロック」「非表示」「この相手を表示しない」などのメニューです。
ただし、危険な内容のメッセージがある場合は、証拠を保存する前にブロックしないよう注意してください。アプリによっては、ブロックすると通報画面から相手の情報を確認できなくなる可能性があります。
相手が別のアカウントで接触してくる場合は、新しいメッセージも保存し、同じ相手と考えられる事情を添えて再度運営へ報告します。
地方で実際に会った相手を通報する場合
地方で相手と生活圏が近い場合でも、通報の手順は変わりません。ただし、相手の勤務先、最寄り駅、自宅付近などを知られている場合は、アプリ外での安全にも注意が必要です。
- 一人で相手に会いに行かない
- 自宅や勤務先を相手に伝えない
- 帰宅時間や行動予定を相手へ知らせない
- 必要に応じて家族や友人に状況を共有する
- つきまといが疑われる場合は、日時や場所を記録する
「地方だから運営に対応してもらえない」とは限りません。アプリの利用規約に違反する行為であれば、相手の居住地域に関係なく運営へ通報できます。ただし、運営が行う措置の内容や結果の通知は、アプリの規約やプライバシー上の理由によって異なります。
危険を感じる場合はアプリ以外にも相談する
今すぐ危険がある、脅迫されている、待ち伏せやつきまといを受けている場合は、アプリの通報を待たず、緊急時は110番へ連絡してください。緊急性がない場合でも、警察相談専用電話「#9110」など、地域の警察相談窓口に相談できます。
お金を振り込んだ、投資や副業を勧められて契約したなどのトラブルは、消費者ホットライン「188」への相談も選択肢です。送金記録、相手とのメッセージ、契約画面などを消さずに保管してください。
性的な画像の要求、画像の拡散、個人情報の悪用などがある場合は、相手へ追加の画像や情報を送らず、証拠を保存して相談先へ伝えます。危険があるときは、相手に「通報する」と予告して反応を確かめようとしないでください。
通報するか迷ったときの判断
次のような行為があれば、通報を検討できます。
| 状況 | 取る行動 |
|---|---|
| しつこい連絡や不快なメッセージ | 証拠を保存し、運営へ通報してブロックする |
| 金銭の要求や投資への勧誘 | 送金せず、メッセージを保存して運営や相談窓口へ連絡する |
| 個人情報や性的な画像の要求 | 送らずに保存し、運営へ通報する |
| 脅迫、待ち伏せ、つきまとい | 安全な場所へ移動し、緊急時は110番、緊急でなければ警察へ相談する |
| 相手の違反か判断できない | 確認できた事実を記載して運営へ相談する |
通報は、相手の違反を自分で証明しきってから行う必要はありません。判断に迷う場合でも、相手の行動、メッセージ、日時などを具体的に伝え、運営に確認を求めることができます。
地方のマッチングアプリで通報するときは、相手のプロフィールやメッセージ画面から運営へ報告し、証拠を保存してからブロックするのが基本です。脅迫や金銭被害などアプリの外にも及ぶ問題は、運営への通報だけでなく、警察や消費生活センターなどにも相談してください。







